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贈り物に人気の定番焼き菓子「フィナンシェ」と「マドレーヌ」。
同じような焼き菓子だと思われがちですが、実はその味わいやレシピ、焼き方には大きな違いがあるんです。
そんな違いをパティシエの視点から、それぞれの個性や製法のこだわり、そして贈り物としての意味までご紹介します!
フィナンシェ最大の特徴は、“焦がしバター(ブール・ノワゼット)”の香ばしさと、ジュワッと広がるバター風味。
アーモンドとの相性が絶妙で、ひと口かじると、外側のカリッとした焼き目の中から、バターのコクと香りがじゅわっと広がります。
卵白だけを使うことで、重すぎず、しっとりとした舌ざわりに。
これはまさに「素材勝負」の焼き菓子。
焼き上げている際のオーブンから香る匂いもパティシエ冥利に尽きる瞬間です。
「フィナンシェ(financier)」は“金融家”の意味があります。金塊を模した長方形の型は、富や繁栄を象徴しています。
贈り物にすれば「金運・成功・繁栄」の願いを込めた、縁起の良いスイーツになるでしょう。
マドレーヌは、貝殻のような形が特徴のクラシックな焼き菓子。
焼き上がると中央がぽこっと盛り上がり、「おへそ」ができます。
これは、しっかりと空気を含ませた生地を高温で焼き、内部に蒸気を閉じ込めることで起こる現象で、ふっくらとした焼き上がりの“成功の証”でもあるんです。
全卵を使うマドレーヌは、どこか素朴で親しみやすい味わいですよね。
レモンの皮やはちみつを加えると、香りも明るく爽やかに。
フィナンシェよりも“家庭的”でやわらかな印象があり、幅広い世代に愛される理由です。
フランスでは、マドレーヌの貝殻の形に“旅・再生・守り”の意味があるとされます。
また、「貝が開く=心が開く」という象徴性から、大切な人への想いを込めた贈り物にもぴったりです。
フィナンシェとマドレーヌ、それぞれの背景やモチーフにはいろんな“意味”が込められています。
それを踏まえると、贈り物として気持ちが伝わるギフトになります。
成功を象徴する金塊型。ビジネスシーンや、少しフォーマルなお返しにぴったりです。
例えば、結婚内祝いや職場へのご挨拶など、格式や上質さを重視したい場面におすすめです。
ふっくらとした貝の形は、丸みのある幸福感ややさしさを演出してくれます。
親しい友人やご家族、お子さまのいるご家庭にも喜ばれる、あたたかい贈り物です。
同じ「バターを使った焼き菓子」でありながら、まったく違う個性を持つフィナンシェとマドレーヌ。
パティシエにとっても、焼き加減・香り・食感の細部にこだわり抜く、奥深い存在です。
どちらを選んでも間違いはありません。
でももし、贈る相手のことを思い浮かべながら選んでいただけたなら──
そのスイーツは、きっと心に残る“メッセージ”になるはずです。
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