

“外はカリッと、中はしっとり”という絶妙な食感と、ラム酒やバニラの香りが魅力のカヌレ。
フランス・ボルドー地方発祥の伝統菓子ですが、最近では「第2次カヌレブーム」として日本中で人気が再燃しています。
しかし、せっかく手に入れたカヌレを「どうやって食べたらいいか分からない」「次の日には固くなってしまった」など、うまく楽しみきれずにもったいない思いをした方もいるのではないでしょうか。
本記事では、カヌレを最高に美味しく食べるためのコツをたっぷりとご紹介!
温度による食感の変化や、飲み物との相性(ペアリング)、保存するときのちょっとしたヒントなど、幅広くお伝えします。
最後には、神戸北野のカヌレ&キャラメル専門店「Penheur(プノール)」で人気のアレンジアイデアも登場しますよ。
ぜひ参考にして、カヌレを思う存分味わってください。
カヌレ最大の魅力は、何といっても外側と内側のコントラスト。
砂糖や蜜ろうを使って高温でじっくり焼くことで、外は香ばしくカリッとし、中はもっちり&ふわっとした独特の食感が生まれます。
この“ギャップ”こそが、つい何個でも食べたくなる理由のひとつ。
プレーンタイプでも十分美味しいのは、この職人技が光る焼き上げ工程のおかげといえます。
もうひとつの魅力が、ラム酒やバニラの豊かな風味。
カヌレは卵や牛乳、砂糖といったシンプルな材料を使いながら、洋酒やバニラで奥行きのある味わいを演出します。
ただ、最近は“お酒苦手派”の方向けに、ラム酒を控えめにしたタイプや完全にノンアルコール仕様のカヌレも登場。
お子様でも安心して楽しめる商品も増えています。
従来はプレーン・ラム酒風味が主流でしたが、抹茶やほうじ茶、チョコレート、フルーツフレーバーなど“進化系”カヌレが続々登場中。
また、生クリームを詰めた「生カヌレ」や、半熟状のとろける口どけを追求した「半熟カヌレ」も人気を博しています。
こうしたバリエーションの豊富さが、カヌレブームの再燃を支えているといっても過言ではありません。
カヌレをさらに楽しむためには、「温度」をちょっと意識してみると新たな発見があります。
基本的にはお店から買ってきた状態(常温)で食べれば美味しいのですが、あえて“冷やす” or “温め直す”ことで、味わいがガラッと変化します。
「カヌレ単体で食べる」だけでなく、好みのドリンクと合わせると、味わいがワンランクアップ。
以下の組み合わせをぜひ試してみてください。
カヌレは当日中に食べきるのがベストですが、どうしても翌日以降に持ち越す場合は、保存の仕方をほんの少し工夫してみましょう。
神戸北野のカヌレ&キャラメル専門店「Penheur(プノール)」では、“冷やして食べる”カヌレを一押ししています。
普段は常温で提供するカヌレですが、あえて冷蔵庫にしばらく入れてから召し上がると、以下のようなメリットがあるのです。
ラム酒の香りが落ち着き、さっぱりとした口当たりに。特に暑い時期には好評です。
抹茶やフルーツ、チョコ系など、多彩な味わいを展開するプノールのカヌレは、温度を下げることで風味の差をより楽しめます。
常温とは違ったもっちり食感に変化し、新鮮な驚きを感じられます。
さらに、ひんやりしたカヌレにバニラアイスクリームをちょこんと添えるアレンジもおすすめ。
温かいカヌレ×冷たいアイスの組み合わせが定番の“温冷スイーツ”ですが、あえて“冷カヌレ”ד冷アイス”にすることで、双方の甘さがしっかり絡み合い、濃厚な味わいが楽しめます。
ブルーベリーやストロベリーのソースをかけても美味しいですよ。
冷やして食べても美味しいカヌレはこちら
カヌレは、購入してすぐ食べる“外カリッ・中しっとり”の王道スタイルが一番美味しい…と思われがちですが、温度の変化やペアリング次第で全く別の表情を見せてくれる、味わい深いスイーツです。
こういった楽しみ方を覚えると、同じカヌレでも何度も“新鮮なおいしさ”を堪能できるのが魅力。
そして神戸北野の「Penheur(プノール)」では、冷やしカヌレやアイス添えなど、さらにユニークな提案もしているので、ぜひトライしてみてください。
「カヌレの魅力は食べ方によって無限に広がる」――そう実感できたら、あなたもカヌレ上級者の仲間入り。
ぜひいろいろなアレンジを楽しみながら、“自分だけのベストなカヌレライフ”を見つけてみましょう!