レストランのお茶菓子──小さな一粒に込められた、最後のおもてなし

プティフール（Mignardises）＝小さな贈り物

フランス語で「小さな贅沢」という意味を持つ「プティフール」は、コースの締めくくりに提供されるひと口サイズの焼き菓子やチョコレートのこと。
カフェとともに提供されるこの“締めスイーツ”は、まさに余韻を彩る最後の一粒です。

食後の“おもてなし”を表現する一品

料理は終わったはずなのに、もう一度驚かされる。
そんな体験を演出するのが、お茶菓子の役割です。

• 会話を締めくくる“きっかけ”
• 記憶に残る“美味しいお土産”
• シェフの遊び心が詰まった“サプライズ”

レストランのお茶菓子には、「お客様に帰ってもらいたくない」という想いが込められているのです。

定番のお茶菓子例

最新のトレンド：和×洋の融合

• 抹茶ガナッシュのボンボンショコラ
• ゆずや黒豆を使ったミニクッキー
• 味噌キャラメルのマカロン

こうした“日本ならではの素材を取り入れたプティフール”も人気です。

神戸はフランス菓子文化が根づいた街だけに、上質なお茶菓子文化も育まれています。
ここでは、実際にお茶菓子が印象的な神戸のレストランをご紹介します。

VINSEMBLE（ヴァンサンブル）｜三宮

コースの最後に提供されるのは、手作りのカヌレや生キャラメルなど、日替わりの“神戸らしい焼き菓子”。

• 食後酒（コニャック、ポートワイン、ミード）と一緒に
• 姉妹店Penheurのカヌレや、バターサンドのテイクアウトもあり

レストランでの感動を、日常にも取り入れられたら──。
そんな願いを叶えるのが、お取り寄せ焼き菓子や盛り付けアイディアです。

Penheur（プノール）の焼き菓子で“おうちプティフール”

• 小さめサイズのバターサンドやカヌレ
• 盛り合わせれば「カフェタイムプレート」に
• ギフトBOXはそのままテーブルに映えるデザイン

おすすめの楽しみ方

→ 小さな器に数種の焼き菓子を盛り付け、ハーブティーと合わせれば、自宅で“レストランの締め”が再現可能！

盛り付けのコツ

食後のひととき、静かに味わうひと口。
それは、コース料理の物語における“エピローグ”であり、食の余韻に浸る時間です。

お茶菓子には、口の中で物語を締めくくる役割があり、それは料理の感動をより長く、心に留めるものでもあります。

一見すると些細な存在ですが、お茶菓子にはレストランの美学、シェフの哲学、そして「また来てほしい」というおもてなしの心が詰まっています。

“最初よりも、最後に出された一粒が忘れられない”
──そんな経験、あなたにもあるのではないでしょうか？

おうちでも楽しめる、神戸発のお茶菓子はこちら

小さな甘味がくれる、大きな幸福を。
大切な人への贈り物にも、自分へのご褒美にも。